売りから入る

先物取引は、株価指数や債券標準物、原油やプラチナ、コーヒー、砂糖などの様々な銘柄の相場の変動を利用し、投資取引を行って利益を求めていく金融商品になります。

相場を利用しての取引になるために、その相場レートの変動を用い、変動幅を利益や損失としていくことになるのですが、先物取引ではこのレート変動を巧みに使い分けることによって、様々な局面で利益を出すことが可能となっています。

例えば、同じように相場の変動を利用して利益を上げていくものに、株の相場取引があります。
株取引では、その企業の評価が下がっている、または、業界の不調や経済的な落ち込みなど、様々な要因で株の価格が硬化している株を購入し、その後にその株価が上昇していくのを待ち、充分に利益が見込める高さまで株価が上昇したのちにこれを売却、そうすることによって、その相場の変動の差益を利益として得ることになります。

つまり、株相場の上昇を利用して株取引では安く買って高く売る、という形の取引を行って利益を出していくことになっており、この逆の場合である、株相場が下降してい区状況では利益を出すことはできません。

先物取引では、実はこの下降していく相場の状況でも利益を出すことができ、これを行う取引方法を俗に、売りから入ると言います。

先の株式取引では、安く買って高く売る、という方式で利益を出しましたが、売りから入る場合には、高く売ったものを安く買い戻す、という方法で利益を出していきます。

先物取引では、実際のものの取引は行わず、一定の期間の後に定められた価格で物を売るか、買うか、という契約のやり取りを行いそれによって利益を得たり損失が生じたりします。

例えば、現在のあるものの相場が1000円だったとした場合、この相場が1週間後に1000円からよりも高くなっているのか、安くなっているのかの予測を立てて投資を行うことになります。
この時に1000円よりも高くなる予測をして注文を行った場合、取引所を介して、この注文にこたえる、1000円よりも安くなるを予測して注文を行った投資家と取引が成立します。

この事により、一週間後に相場が1000円から1500円に上昇すれば、その差し引きの500円が高くなる予測をした投資家の利益になり、安くなると予測した投資家の損失となる。
逆に、相場が1000円から500円に下降すれば、その差し引きの500円がやすくなるとよそくした投資家の利益になり、高くなると予測した投資家の損失となるのです。

こうした仕組みにより、先物取引では売りから入る、つまり相場が下降すると予測してそこから利益が出るように取引注文を行うことができるのです。