リスク

先物取引は、様々なモノの将来の売買取引をあらかじめ行う投資取引になり、その相場レートの変動から差益を求める事ができる金融商品になります。
投資であるために、先物取引にも様々な取引上のリスクがあり、場合によっては投資をした資産を失うことも起こり得ます。

特に先物取引は、様々な投資方法の中でもハイリスクハイリターンであるといわれており、その要因となっているものが、レバレッジという先物取引上の仕組みになります。

レバレッジとは英語で梃子の事を意味しており、証券会社に預けている証拠金を担保にし、取引のために投資した資金を何倍にもする仕組みになります。
このレバレッジを使用することにより、少ない資金での取引であっても大きな利益を得ることができたり、大きな資金を使っている場合でもこのレバレッジを利用することによって、巨額の利益を一回の取引で得ることも可能なのです。

しかしながら、このレバレッジは投資資金を数倍加することにより、その投資の効果を大きく高める仕組みであるために、相場が利益方向に動いた場合にはもちろんその利益が大きくなりますが、相場が損失方向に動いた場合にも、その損失を同等に大きくしてしまうのです。

こうした事から、大きなレバレッジの倍数を用いた取引を行った場合には、大きな損失を呼び込んでしまう可能性があるのです。

また、先物取引は相場のレート変動を利用した投資取引であるために、その相場の変動によっては大きな損失を被る可能性があり、この損失が証券会社に預けている証拠金をも超えて発生してしまった場合には、追証(おいしょう)という形で、証拠金を追加で預けるように求められます。

この事により、投資家は取引を続けるためには、証券会社からの請求を受ける事になり、この請求に応じられない場合は、その取引が強制的に決済されてしまうために、預けていた証拠金や投資した資金などがすべて失われることになります。

また、この追証は取引市場において異常が発生した場合などには、その率が引き上げられる場合があり、これによって、証拠金をさらに請求されることもあります。

このほかには、世界の経済状況の落ち込みなどにより、銘柄の取引市場の動きが鈍くなり、予想されていた取引量よりも実際の取引量が少なくなってしまうことにより、市場への参加者が少なくなることにより、先物の売り手と買い手の数が少なくなり、取引自体が成立しなくなってしまうという流動性のリスクも発生する可能性があり、これも大きな損失をこうむってしまう可能性があります。

こうしたもの以外では、取引を行っている証券会社が経営破たんになることや、インターネットでの取引が多くなっている昨今では、システムトラブルによるリスクも考えておくべき事柄になるでしょう。